沖永良部島の洞窟
沖永良部島の洞窟について簡単にご紹介いたします。
沖永良部島は、鹿児島の南約552km、沖縄の北約60kmに位置する島で奄美群島内に存在します。
サンゴが隆起した島で、総延長日本第3位の洞窟大山水鏡洞をはじめ、大小約200から300の洞窟の存在が現在までにわかっています。
この島の洞窟は琉球石灰岩で形成された石灰洞となっております。
洞窟内部に入ると、光は遮断され、地上とは正反対の世界が広がっており、植物はもちろん地下世界に順応できたわずかな生物のみが生息する特殊な世界です。
その特殊な世界では、気の遠くなる時間をかけて数々の美しい鍾乳石が形成されています。
「鍾乳石」と言ってもたくさんの種類が存在します。例を挙げると石柱や石筍、ストローにフローストーンにリムストーンプールなどなど。
探検しながら協会ガイドが詳しく解説していますので、地底の不思議な世界も学べるネイチャーツアーです。
洞窟内部は水量が非常に豊富で日本では珍しい「シャワーケイビング」が体感できる貴重な場所となっており、沖永良部島のケイビングを有名にしたライトアップも水が豊富な洞窟にしか出来ない演出なのです。
そして小さな島に無数に存在する洞窟群や鍾乳石の大きさ・美しさが洞窟探検する人達には有名で「洞窟の聖地」とも呼ばれております。